4t車(箱車)
4t車は、現行の法律では、車両総重量が5トン以上11トン未満、最大積載量は3トン以上6.5トン未満と定められ、このトラックを運転するには、普通免許ではなく、中型免許が必要になります。
また、乗車定員にいたっては、11人以上29人以下と定められました。
法律の改訂前のサイズは、車両総重量が8t以下、最大積載量が5トン以下のトラックになり、普通免許で運転することが出来る最大の大きさになっていました。
しかし、普通免許所持者が、この大きさを運転することが社会問題にも発展し、それに伴い交通事故も多発した背景から、普通免許の範囲ではなく、新たに中型免許制度が取り入れられました。
サイズは、標準ボディーと呼ばれるサイズでは、荷台長さが概ね6,2mほどになり、荷台幅が、2,1mです。
これに、キャビンと呼ばれる運転席を合わせると、4tトラックの全長は7,6mにもなります。
そして、これに加え、ロングと呼ばれる車台を長くした4tトラックの場合、荷台長さが、7,2mにもなり、総全長では、8mを超えてしまいます。
しかし、幾ら長いからと言っても、元になるシャシーの強度やタイヤの強度で最大の荷物を積むことが出来る重さは、ロングになればなるほど、少なくなっていきます。
基本的に、アルミの箱をシャシーの上に固定しますが、いくらアルミで軽いとはいえ、その大きさから重さも相当重くなります。
つまり、車そのものの重さも重くなるため、その上に載せる箱の重量を足すと、最大積載量は少なくなってしまいます。
運送業界では、この4tトラックは、中距離の運送や戸建てで家族が多いような引っ越しで使用することが多いようです。
この箱型のトラックはバン型と呼ばれ、用途によって、「ドライバン」「保冷バン」「冷凍バン」に分かれます。
配送用トラックの選び方をお役立てください。
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